- 本ランプの表面からの有効照射範囲は71~96cmとなっています。この範囲には4段階の紫外線強度が含まれます。
【ゾーン1(最低範囲)】 UVI:0.4~0.7 本段階の対象となる生体は昼行性または薄明活動性の成体となります。陰あるいは明け方や夕方の典型的な低レベルのUVBにさらされることで必要なビタミンD3量を生成することができます。 (対象生体例:ヒョウモントカゲモドキ、トッケイ、ナメラ属ヘビ、クレステッドゲッコーなど) 【ゾーン2】 UVI:0.7~1.0 本段階の対象となる生体はゾーン1の対象に近いですが時折、短時間の間完全な日光浴をするものが対象です。 飼育生体に最適の範囲が不明な場合、代謝性骨疾患や二次性栄養性上皮小体亢進症(NSHP)の対策として効果的なためこのゾーンを使用するのがおすすめです。 (対象生体例:ウォータードラゴン、ヒルヤモリ、トカゲ、ハコガメ、多くの昼行性ヘビ、カメレオンなど) 【ゾーン3】 UVI:1.0~2.6 本段階の対象となる生体はほとんど完全に日光浴、あるいは時折一部日光浴をするものが対象です。 ゾーン3はかなり幅広い範囲をカバーしており、ペットとして一般的に飼育されている数多くの生体が対象となります。これらの温帯、熱帯、亜熱帯の植物は早朝または午後の早い時間帯に完全に日光を浴びます。日中は、時々曇りの場合に日光を浴びることがあります。 この範囲は殆どの種類の水生および陸生の亀に適しています。 (対象生体例:ほとんどの水生および陸生カメ、小型ハリトカゲ、オオトカゲ、テグー、アオジタトカゲ、グリーンイグアナ、ゼンマイトカゲなど) 【ゾーン4】 UVI:2.6~3.5 本段階の対象となる生体は、ゾーン3の対象となる生体がシェルターに入った後でも完全に日光を浴び続ける、ほとんど「砂漠性」の生体が対象となります。 【UV階調度】 - UVBランプをテラリウムの上に取り付ける場合は、テラリウムにUVB階調度が生まれるように設置することが重要です。
- UVBはランプに近づくほど強くなり、遠ざかると弱まります。そのため、テラリウムの上方からすみかの片隅に向けて光が当たるようにランプを固定すると良いでしょう。
- UVB測定器を使って、目的の数値と階調度が達成できているかどうか、必ず確認しましょう。
- この階調度を達成するために、また生体が必要に応じてUVBを浴びる量を調節できるようにするために、テラリウムは十分に広くしてすべてのゾーンに関して生体が光やUVBから避難できるようシェルターを用意しておきましょう。
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