オーストラリアンノチドメ 育成難易度 → ★★★☆☆ 匍匐しながら茂みを作っていく、比較的新しく紹介された前景草です。 1cm程度の可愛い葉を作りながらこんもりとした茂みを作っていく為、自然感を出しやすい種類です。 匍匐させながら密に育成するには3灯から4灯の光量が必要です。 また後景草がオーバーハングしている下に植えると、立ち上がって育つためレイアウトでは前景~中景のつなぎとして活躍します 育成は比較的簡単で、水質の適応範囲も広く、光量が強ければCO2添加無しでも育てられます。 植え込みの際は、葉を2~3節程度に短くカットすると匍匐しやすくなります。 長く取った場合は立ち上がるようになるので、使う場所にあわせて使うことができます。 好環境下では生長が比較的早いので、ある程度の間引きが必要になります。 トリミングには強いので、厚みを増した部分は先の細いハサミでランナーを適度にカットしながら間引き、光が当たらない部分を減らしましょう。 へアーグラスショート 育成難易度 → ★★☆☆☆ カヤツリグサ科(Cyperaceae)の植物。ヘアーグラスの中では水中葉で背丈が2cm程度と、一番小型で横に這う草です。 グロッソと並んで前景の中の前景草といえます。束生、前縁、鋭頭、無柄、葉形は線形です。 ランナーにより増え、特徴的な葉先が底面に向かって下にカールする性質を持ちます。 水上葉は出荷時期(特に夏季)によりヘアーグラスと見まがうばかりの葉長になることがありますが、水中展開した新葉はparvulaの特徴を示します。 当店にて下にカールするタイプであることを水中葉で確認済みです。 CO2の添加と、光量の確保、セット初期に底床に肥料をセットする、コケ取りにはエビ系をメインに水槽サイズと比較して多めに入れる、ヘアーグラスの育成の要件はこの4点が重要となります。十分な光量、CO2、底床肥料が揃わないとカールせずに直線的になる場合がございます。 逆にこの4点をしっかりと抑えておけば、育成は非常に簡単です。 カットも伸びた葉っぱをばっさりとカットしてしまえば良いです。1ヶ月程度ですぐに元に戻ります。差し戻しや植えなおしも必要なく、古くなって粒が潰れた底床でも問題なく育ちます。長期間トリミングをしなくてもグロッソスティグマの様に折り重なったり、その部分が状態が悪くなりコケの原因となることもありません。 植え込みの際はまとまった束を植え込む方法がお勧めです。4~5cm四方に1束程度のスペースで植え込むと完成も比較的早いです(束の大きさが大きい場合は、1束が直径で1cm程度になるように切り分けて下さい)。 初期時さえ気をつければ緑の絨毯を楽しむ事ができる前景草です。 グロッソスティグマのように存在感を主張するタイプではないので自然なレイアウトが可能な点もポイントです。 |