Q. カーリーキラーの成分は何から出来ているんですか? A. 多種の海水成分の化合物から出来ています。いずれも高いアルカリ性でカーリーの細胞の蛋白質と結合して強力に溶かします。 Q. 今まで色々なカーリー駆除剤を使ってみましたが、処置の翌日には消えても1週間くらいでまた同じ場所から生えてきてしまいます。カーリーキラーを使っても同じですか? A. いいえそんな事はありません。カーリーキラーの駆除率は90パーセント以上と高い駆除効果を示します。 Q. やっぱりカーリーキラーじゃなきゃだめなんですか? A. 粉末をカーリーの口盤に乗せてもエサと間違えて食べてしまうくらい刺激が少なく粘性がある性質で、細かい粉末と粗い粉末を配合してあります。 カーリーが体内に取り込んだ粉末は細胞を溶かしながら徐々に海水に溶解して天然成分に戻ります。 細かい粉末は即効性がありますが持続性がありません。 粗い粉末は持続性があり、じっくりカーリーが完全に消滅するまで効いていきます。 Q. 水槽にカーリーが大量に発生してしまいました。どうすればいいのでしょうか? A. それはお困りでしょう。すべてのカーリーを根絶するのは大変難しく完全に消毒してセットをやり直すしかありません。 それ以外の方法としては 1、あらかじめ生体が活着しているライブロックやサンゴの骨格などに付着しているカーリーをカーリーキラーで駆除しておきます。 2、別の容器に生体を移します。 3、残りの岩や砂を全部出して熱湯消毒(中心部まで加熱)します。 4、出した物を全部戻します。 これでもカーリーは必ず復活してきますが数は減りますのでそれをカーリーキラーで駆除してください。 Q. カーリーの繁殖を抑えることはできますか? A. カーリーの繁殖力は凄まじいものがあります。 和名はセイタカイソギンチャクと言って刺胞動物門のクラゲの親戚で刺胞毒はクラゲに匹敵します。 このため増え方もクラゲと同じと考えることもできます。 槽に数匹見られる程度のうちに根気よく駆除を続けていないと繁殖力に負けてしまいます。 またイソギンチャクの特性で簡単に移動します。そして住みやすくて隠れやすい凹凸の岩の隙間に定着することが多いようです。 このため敷き砂を細かくしたり岩や粗い砂を減らして駆除しやすい環境にする方法もあります。 岩などを入れてレイアウトする場合はなるべく凹凸が少ない岩や陶器、貝殻などを入れると良いでしょう。 エサが必要な飼育生体を控える事も有効です。 また、あまり神経質にならずにカーリーキラーなどで駆除しながら共存共栄する考え方もあります。 Q. カーリーキラーでカーリーを一度にたくさん駆除すると良くないと聞きますが。 A. カーリーキラーの成分は前述の通り天然由来の海水成分から出来ており溶解すれば毒性は全くありません。それどころかミネラルの補給になります。 しかし強アルカリ成分のため一度に多量に使用すると飼育水のペーハーが高くなる傾向があります |